ビワマス釣り 100+の疑問

FAQ 86


[Q]


 長いトローリングロッドの竿さばきのコツは何か?



[A]


リールを水中に漬け込まないことです。もともとレイクトローリングの道具は、ルアーやフライと同じように舶来からの伝播です。大昔のレイクトローリングの解説記事やそのイラストにもっとも多く紹介されていたのが、定番中の定番、舶来のトロ竿といえばこれしかないっしょてのが、ハーディの10‘10“、10フィート10インチの長竿で約3.3メートルありました。この竿はその長さからTENTEN(テンテン)と呼ばれていました。ボートの幅サイズを考えると3メートルくらい長さがないと、レッドコアラインをスクリューが噛んでしまうリスクがあります。釣師朗も駆け出しのころ何回か巻き込まれて切れてスクリューが停止したこともあります。また大きく柔らかく粘り腰のある胴調子が要求されていたので、これぐらいの長さが必要だったと思います。しかし竿は舶来サイズですがボートは日本人使用のレンタルボート、竿先のライン絡みをほどこうとして竿先を手元に寄せると、いつの間にかにグリップやリールが水中に沈没していることがよくありました。そこまで間抜けでなくても日本のボートサイズには長過ぎて取り回しに注意が必要でした。そのうちレイクトローリングがだんだん土着化していくに従って、10フィート6インチとか10フィートかとか9フィート6インチとか短くなっていったようです。これに日本の沖釣りの真鯛竿とかが流用されて300センチとか270センチとか混在するようになって、3メートルが主流になってきたような気がします。ただしグリップが長くてボート内で邪魔だとか、3メートルぐらいの竿だと2本継ぎが多くて自動車や飛行機で運搬しにくいとかあって、マニアックなトローラーによってグリップを詰めたロッドや3本継ぎのロッドに改造したカスタム・トローリング・ロットも出現しました。またグラス竿からカーボン竿と軽量化も進みました。結果狭いボート内で取り回しの良いロットにもなりました。



レイクトローリングでの遣り取り


長いトローリングロッドを操ってファイト