ビワマス釣り 100+の疑問

FAQ 69


[Q]


 ビワマスの適水温はどれくらいなのか?



[A]


モノの本によると12℃から16℃と書かれているようです。13℃前後と書かれている文献もあります。冷水を好む魚ですが、これ以外の水温層にはいないかというと決してそのようなことはないです。レイクトローリングはもっとも科学的な釣りの一つであり、この適水温層を探すために水深温度センサーをボートから湖に投下して実測するトローラーは珍しいことではありません。この観測によって水深14メートルから18メートルがその適水温の層と突き止めて、ダウンリガーでダイレクトにその層を曳いたとすれば、理屈から言えば必ずビワマスが釣れることになります。しかし期待に反してあまり釣れないとか全く釣れない、そのくせ横で曳いているどこの層を流しているか不確かなレッドコアラインに、ぼんぼんヒットしたりすることが少なくありません。また真夏の日中に水面にもじってベイトを喰い上げているビワマスを目撃したり、魚群探知機のへの字の反応では水温躍動層の下にいるのに、ヒットは躍動層の真ん中とか直上の温い層であったりすることがよくあります。つまり適水温の水層がイコール当たりタナではないてことです。このことはよく覚えておくとよいです。本に全て書いてあるとは思わないことです。でないと喰い気のない見せタナを一日中曳かされているかもしれません。想像ですがビマワスは日ごろまったりしたいときは適水温層にたたずんで休んでいて、一旦喰い気が立つと適水温ではない水温層にも、餌を求めて飛び込んで行く生態なのではないでしょうかね。またそれぐらい喰い気が立って遊泳力のあるビワマスの方が、それこそ積極的にルアーを追ってくれるはずです。水温層を突破して餌を襲ってくるビワマスて、ベイトの群から見たら、宇宙戦艦ヤマト2199のアニメで緑のガミラス艦たちが、ワープ空間を破って突如目の前に出現してくるシーンみたいに見えるんでしょうな。