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半解凍してシールを剥がすように皮を引きます。昔このやり方を知らなくて生のビワマスを先ずウロコを落として三枚に下ろしてから皮側を下にして、柳葉包丁でしこしこ引いていましたが、途中で包丁の角度を誤って皮を切ってしまってよく失敗していました。皮を引くのを失敗してそこからリカバリーするのは難しく、やったところでもうサクの身はがたがたで惨めなものになってしまいます。ところが冷凍することで誰にでも簡単に皮が引ける、剥がせる技を教えてもらいましたので、以下に説明します。ウロコは落とさずにビワマスを三枚に下ろします。このうち身の2枚をラップに包んで冷凍します。このまま食するまで保管しておきます。食べる時はラップの上から皮側に水道の蛇口から水道水を流し掛けます。皮側の薄い部分だけが解けて半解凍くらいになったら水道を止めてラップを開けて、皮の端を指で摘まんで一気にびりと剥がします。そうサロンパスや湿布を剥がすようにです。これが面白いぐらいに簡単に剥がせます、むけます。このサクを今度は冷蔵庫に移して自然解凍させます。これを刺身にしていただくとマジで新鮮で美味いです。なおこのウロコ付き皮は沖釣りの根魚の餌にもなるはずです。実際ビワマスではありませんが特餌として冷凍の鮭の皮が結構いい値段で売られています。最強はシイラの皮とか諸説ありますが、ビワマスと沖釣りの両刀使いの方は是非試してみてください。シイラの皮はさすがに市販されていないので、夏のソルトルアーでシイラ釣っておいてその皮を冷凍保存して冬場の根魚釣りに使うそうです。釣師て本当にコアでマニアックな人が多いですね。 |