ビワマス釣り 100+の疑問

FAQ 75


[Q]


 琵琶湖に潮の満ち引きはあるのか?



[A]


学問的には無いに等しい、観察できないくらい小さな変化だそうです。しかし潮汐が無いからと言って水の流れの変化を無視してはいけません。海釣では潮は重要なファクターです。活性にスイィッチが入ると言われている上げ三分とか下げ三分とかて言葉は聞いたことがあると思います。湖においてはそれが潮汐の影響でなくても、それが何の原因なのかは、そんなことは学者に任せてでも、その変化の現象は実際存在するものであるし見逃してはいけないと考えます。たとえば琵琶湖よりも小さい芦ノ湖の最狭部(小杉/都嶋)ではマジここ川?てぐらいに水が流れる現象に出くわすことがあります。ダム湖では放水が始まると釣れだすと言われているのは、止水だったダムの水が放水によってある深さの水層が引っ張りだされることで人為的に水の流れが発生するのです。琵琶湖ですとそれが固有振動でのエネルギー蓄積なのか、水温躍動層の内部波なのかは分かりませんが、全くの無風で鏡の面のようなベタ凪で周囲全周に船舶・ジェットスキーがいない状態で、前後の水平線につながるぐらいの直線の長く低い波がすうぅぅっと音もなくボートを横切って行きました。これって潮流か"と思いました。しかも実際その後からパラパラ釣れだしたので、潮が動き出したと思っていました。その後科学的には肉眼で高さが見分けられるほどの潮汐は現れないと知りましたが、ビワマスが釣れだしたのは事実であり、それが月の引力がどうしたこうしたの原因よりも、原因は分からないが水が動き出したら釣れだした現象の方がまったくもって、トローラーにとっては重要な知識です。



ベタ凪の琵琶湖


気持ち悪いくらい静かなベタ凪の湖面