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時速2キロ台から6キロまでが常用船速度です。ヒメトロの常用速度、時速1キロの超デットスローもありですが、広大な琵琶湖では日が暮れてしまいます。速曳きはあまり得意でないのですが、速曳きをよくする名手があるとき初めてGPSを搭載して自分の速度を計ったら、5.5キロだったと言っていました。速度の管理は小数点下一桁まで区別します。つまり時速3キロではなくて時速3.0キロと意識します。釣師朗がもっとも常用する速度は3.5キロ前後です。自分のタックルや仕掛けバランス、よく使うスプーンにおいては、この3.5キロ前後が経験から最もよくヒットしていました。3.5キロは釣師朗のスピードなので真似する必要はありません。自分の道具でどうなのかを早く見つけ出します。その際に時速3キロとか時速3キロぐらいではだめなのです。3点なんぼまでと区別しないと得意のスピードが意識しにくいからです。また湖固有の最適速度があるのかもしれません。中禅寺湖の名手に聞いた話ですが、オールシーズン10色出して時速4キロで湖流の上流から下流に向かって曳くのが定石と言っていました。オールシーズン10色4キロだそうです。また別のベテランの話ですと、レッドコアラインで釣れるのは早朝の一発目だけ、後はダウンリガーで正確なタナ取りしないと釣れないよて証言もありました。狙ったタナに仕掛けを正確に通すための船速となるため、キャノンボール(錘)が魚群探知機に映るようにセットして正確にタナを引きます。その時の船速が正しい速度となります。自分のレンタルボードではキャノンボールを魚群探知機に映すことができない場合は、同じダウンリガーを使っている魚群探知機搭載の仲間のボートからデータをもらって流用します。 |