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マッチ・ザ・ベイトとマッチ・ザ・タナが同時に一致していないことが考えられます。自分はマッチ・ザ・ベイトしていると思い込んでいるだけかもしれません。ある時釣ったビワマスを開腹してみたら８センチぐらいの稚鮎が数匹とヨコエビがほんのちょっと混じって入っていました。それで７センチぐらいの細身のシェルスプーンやプラスティック製のミノーをチョイスしていろいろ曳いてみましたがまったく釣れませんでした。その間表層をもじっているビワマスを目撃しました。近くに船首にすくい網が装着された漁船が操業していました。たしかに表層近くにベイトが上がってきているのでしょう。そしてそれをビワマスが食べているのは間違いないと考えました。そしてふと閃きました。ベイトは確かに表層だが自分が今曳いているのは水深１０メートル以深のタナだよな。もしかしたらそこにはベイトがいなくビマワスは違うものを食べているから釣れないんじゃないのか？つまりタナとエサの種類が合致していない。それでヨコエビパターンでやり直してみたらすぐにビワマスが釣れました。つまりこういうことだったんだと思います。深いところにいるビワマスはヨコエビを食べていて、表層にいるビワマスは稚鮎を食べていた。同じエリアなのに深さでマッチ・ザ・ベイトが異なる貴重な体験でした。レイクトローリングて水深３０メートルでも平気で攻めるので、キャスティングの釣り以上に「縦の釣り」「階層の釣り」を意識しなければならないと考え直しました。 |