ビワマス釣り 100+の疑問

Point Map





さてここで公表するポイントは、釣師朗が初めて琵琶湖に出撃した2006年から2009年までの、琵琶湖開拓初期のころの主戦場であった海津大崎・二本松・葛篭尾・竹生島・第1タワーを結ぶエリア内、その後開拓が南進していった第2タワーに向かう途中のエリアだ。
それらのポイントは、釣師朗が自分で発見したポイントなんで、あること機会に今回息の根あるうちに公表しておくことにした。自分で見つけたポイントだから、とやかく言われることもないでしょう。
勿論、ここで紹介するポイント以外にも、たとえば第2観測塔から南方沖のお約束のポイント群や、あるエリアに散らばる秘密のポイント、季節ごとの大物の付き場など、一級ポイントはまだ他にもたくさんある。
しかしそれらの垂涎のポイントは、他人様から教えてもらったポイントなので、ここでは公表できないので悪しからず。
また開発されていない未知のポイントも、この広大な琵琶湖にはまだまだたくさんあるだろう。これを読んで共感してくれた"レイクトローラーの騎士"は、秘密の花園を新たに見つけ出して欲しい。




Cポイント(竹生島手前の北側ポイント)
山立て 竹生島の北西側へ2km進んだ水深70mのポイント
GPS N35°25' 51.4"  E136°07' 25.2"
山立ては一般的には、例えばあの山頂とこの岬が直角に交差するように見えるところで、位置を決めるものだが、琵琶湖は広大な上天候によっては対岸が見えないこともざらなので、ある起点からある方角に進むラインと、目的の等深線が交差する地点、あるいは魚探の深度計がその深度に達する地点で、ポイントを探す方法が適している。手前てのは当時は民宿「大作」から出撃していたため。島の反対側は鵜の大群が生息していて、不用意に接近すると空対艦糞弾の一斉投下にさらされるので要注意。
さてこのポイントは、大物やダブル・ヒットが連発していた楽しいポイントだが、付き具合もまぁまぁ安定していた。もちろんたまにかすりもしないときもあるので、あまり期待過ぎないように。朝一向かってGood Job !であればそのまま周辺を流すが、スカな場合は近くの葛篭尾に向かうか、さっさと見切ってどんと海津大崎へ遠征するか決断するポイントでもあった。





Pポイント(竹生島手前の南側ポイント)
山立て 竹生島の西南西側へ2km進んだ水深70mのポイント
GPS N35°24' 55.0"  E136°07' 48.9"
竹生島北側のポイントの反対側のポイント。大物ポイントというよりも、数が釣れていたポイント。地形的な理由は分からないが、群が付いていることが多かった。CポイントとPポイントを行き来する曳き方もあり。そのコースは自分の中では島周りのコースと呼んでいた。島という目標物があるので曳きやすいことから、ここを曳いているトロ船は少なくない。
ただ島周りは落武者伝説があるらしいので、得体の分からないヒットがあったら要注意だったりして。





Nポイント(大崎遥か沖ポイント)
山立て 海津大崎から真南に5km進んだ水深85mのポイント
GPS N35°24' 46.4"  E136°05' 16.8"
シーズン通して最も安定しているポイントだと思う。当時はよく漁師達も入っていた。大物狙いていうよりも数が狙えていた。だから釣ってなんぼの職漁者が多かったんであろう。初めてこのポイントに行くと、あまりの沖、湖のど真ん中であって、まるで海で沖釣りしているような気がしてくる。
なので迷わず5kmずずずいっと進んで欲しい。面白いもんでこの南下の途中の2kmとか3kmエリアは、なぜか釣れた例がないのよね。岬と還流の物理的な関係なのかよく分からないが、よく釣れるポイントである。
なお琵琶湖のポイント間移動はワープ航行であること。琵琶湖は広大なためポイント間が3kmや5kmあるなんてざらなので、そこを曳きながらやっていると1時間も2時間も不毛地帯をのろのろと行軍することになってしまう。移動は仕掛けを上げて全速でワープ、ポイントではねっちりと流す、これポイントです。





Tポイント(葛篭尾ちょい沖ポイント)
山立て 葛篭尾から南に500m進んだ水深70mのポイント
GPS N35°26' 16.0"  E136°08' 51.0"
岬ちょい沖のどん深ポイント。岬ぎりぎりでターンするとぽんと当たることが多かった気がするが、ここは一発狙いの大物ポイントである。60overを何度も揚げている漁師が、手も足も出ずにぶっ千切られたとか、70overが揚がったとかの話があるところ。
釣師朗も一回だけ噂とおりに、どっかぁぁぁんとヒットして、あれあれてうちにぶ千切られたことがある。このポイントにかかわらず大物を狙っているトロの騎士たちは、リーダーは見栄張らずに3号以上としたい。





T2ポイント(竹生島の葛篭尾側ポイント)
山立て 竹生島から葛篭尾に500m進んだ水深70mのポイント
GPS N35°25' 42.0"  E136°08' 29.0"
Tポイントの竹生島側の対になるポイント。ここもそれなりに釣れるが、単独でどうこうていうよりも、TポイントとT2ポイントを日がな一日往復する待ち伏せ戦法として使える戦術的要所。当たり前の話だが、葛篭尾と竹生島で挟まれたビワマスの狭い通り道になっている。ここを往復することによって、狭い回廊を通過するビワマスとの遭遇率を上げて狙い撃ちするべきエリアである。 ただし一発狙いなのでもくもくと往復する忍耐が必要である。





Dポイント(知内ポイント)
山立て 海津大崎から南西に3km進んだ水深70mのポイント
GPS N35°25' 57.0"  E136°04' 18.0"
海津大崎から南西に進んだ知内川の河口沖、分かりやすく言えばマキノ町の沖。いつ行っても釣れるほどの鉄板ポイントではないが、時々いい群れが入っていることがある。大崎行ったらたまには寄ってみっか? みたいなポイントかな。
余談だが、海津大崎の寺から東側へ進んだ道路のコンクリート岩盤までのちょい沖を、道路と平行に曳くと、結構良型がぽろぽろ釣れることがある。このコースに入る時の西側の起点として、このポイントを使う場合もある。この平行曳きにはさらに技があって、往復するごとに100mずつ沖に出て行くのだ。ヒットによって本日のビワマスの付いている等深線のヒントになる。
ただ桜の咲いている時期は、このコースはろくに釣れなかったが、漁師も桜のころは良くないといっていたから、たぶんそうなんだろうな。





第1タワーポイント
山立て
今津町の真東の遥か沖。
この塔の南側のエリア。
GPS N35°23' 33.5"  E136°07' 56.4"
今津町の遥か沖に立っている要塞みたいな巨大鉄塔。第1観測塔とか、第1タワーとか言われている。ちなみにその南の安曇川の沖にも同様の観測塔が立っているが、こちらは第2観測塔である。どちらも初めて行くと分かるが、相当に遠い。
多額の税金と時間を掛けて、こんな巨大な建造物を湖に設置しているわけだから、地図にダートを投げつけて決めたわけないので、何か地形的とか湖沼学的とか何かの科学的な根拠で、ここが最高のポイントして決定していると信じている。観測に最高のポイントて、魚にも最高のポイントじゃないかと思っている。
タワーの南側は湖流が常時流れているようで、ビワマスの付き場になっている。だからここまで行ってビワマス獲ってくるのは、遠洋漁業とかいっているんだ。





Qポイント(第1タワー東沖ポイント)
山立て 第1タワーから北東に2km進んだ沖
GPS N35°23' 42.6"  E136°08' 26.2"
沖のど真ん中の深場で何の目印もないところだが、水中には変化があるらしく、ビワマスが付いていることが多い。竹生島から第1タワーに向かう途中に、行き掛けの駄賃で曳いていくといい。





Sポイント(第1タワー南沖ポイント)
山立て 第1タワーから南西に3km進んだ沖
GPS N35°22' 30.9"  E136°06' 34.1"
ここも沖のど真ん中の深場で何の目印もないところだが、水の流れでもあるのか、ビワマスが付いていることが多い。第1タワーを過ぎてから第2タワーに向かう起点として、ここからFポイント、B1ポイント、B2ポイントを順に巡り第2タワーに至るコースは、琵琶湖遠洋漁業のゴールデンコースと思っている。





B1ポイント(第2タワー北側ポイント群@)
山立て 安曇川河口沖の第2観測塔の北側 
(GPSが無いと無理だな)
GPS N35°21' 13.6"  E136°10' 36.9"
竹生島から第2観測塔に向かう途中に偶然発見したポイント群。全く目印となるところが無い、まさに沖のど真ん中のポイントである。
ところがこのポイントとその南側のB2ポイントの間は大物のポイント。60cmオーバーを含め結構美味しい思いをしたポイント。湖底に湧水口があるのか、湖流がぶつかり合っているとかの流れに変化のあるエリアなのか、なぜかよく釣れるんだな、ここは。





B2ポイント(第2タワー北側ポイント群A)
山立て B1ポイントの南側 (ここもGPSが無いと無理だな)
GPS N35°20' 41.3"  E136°10' 33.4"
B1ポイントがよく釣れたのでこの周辺をしつこく探索した結果、やっぱりよく釣れるので、代表的なポイントをマークしてB2ポイントとした。自分の中ではB1B2間の狭いエリアは一級ポイントだと思っている。ここを十文字に曳くのが面白い。





Fポイント(第2タワー北側ポイント群B)
山立て B1ポイントの西側 (ここもGPSが無いと無理だな)
GPS N35°21' 11.6"  E136°09' 04.9"
B1ポイントとB2ポイントの間を十文字に曳いている際に、B1の西側にいつもよく釣れる狭いエリアを発見した。その代表的なポイントをマークしてFポイントとした。数が釣れたり大物が釣れたりと楽しい思いであり。個人的にはもっもと好きなお気に入りポイント。
実際には、B1ポイント・B2ポイント・Fポイントは隣接ポイントなので、一枚のエリアとして捉えるのがよいと思う。




ポイント名のアルファベットは特に意味はないです。ガーミン・ハンディーGPSに緯度経度をマーキングする際に、とりあえず現場で付けた一文字の名前でしたが、その後整理することもなく、なんかそのまま使い続けてしまったので、ここでは愛着あるそのままの名前で使用しました。
また60超クラスの実釣の証拠写真を「BIWA Phot」に何枚か挙げておきましたから、これらのビワマス・ポイントをいくらかは信用してもらえると思います。

2012年6月14日記載