FAQ 41
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タックルボックスに入れて持っていくスプーンはどう揃えるのか? |
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スプーンとミノーですが圧倒的にスプーンが多いようです。スプーンには金属と貝類と動物の角、あるいはそれらのコンバインです。ミノーはバルサやウッド、プラスティック製です。金属製スプーンは通常釣具屋で販売されている既製品ですし、金属板を切り抜いて自作しても構いません。もっとも多用されているだろう無垢の貝のスプーン、シェルスプーンとか言いますが、アワビ、夜光貝が代表的です。サイズや貝の種類で多少異なりますが、だいたい2500円ぐらいから1万円弱で完成品が売られています。削るのが面倒なトローラーは完成品を買うのも手だと思います。角は角スプーンとか単にツノと言いますが、赤牛の角が最も有名です。しかし狂牛病の影響から日本国内での入手が困難となっています。最近では入手しやすい水牛の角もよく見かけます。江戸時代から究極の角と言われているのはニホンカモシカの角ですが現在天然記念物であるので入手は不可能らしいです。素材となる生角の入手ルートはもしかしたらトローラーにとってはトローリングの秘技よりも極秘中の極秘なのかもしれません。昔鯉師に聞いたのですが巨鯉の釣れる秘密ポイントよりもその餌となるタニシの採れるポイントの方がはるかに秘中の秘だそうで、タニシを採っているところを他の鯉師に見られてばれては大変なので、深夜にこっそり採集するとかとも言っていました。赤牛の角スプーンは1万円前後から2万円弱で釣具店やネットショップで販売されています。肉牛の畜産農家の人が親戚・知人にいるトローラーでもない限り、生角の入手は困難なので市販品を買うことになると思います。ミノーはニジマスなどのトラウト用の市販品で十分です。もちろん自作のミノーでも楽しいです。リップレスでもジョイントでもトロペンでもふざけたカラーリングでもリアルミノーでも十分釣れます。ただしホッパーとかペンシルべイト、クランクベイトで釣れたとは聞いたことがありません。またビックミノー(15センチ以上)もほとんど釣れないようです。 |
変わりダネスプーン
左から S字アワビ、ドールシープ、牛ツノ、表面加工の牛ツノ