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釣りたいビワマスの重量の3倍のポンドテストが原則です。ただしポンドテストだけがラインの品質を測る唯一の指標てわけではありません。使用するラインが上質であることが前提です。まずポンドテスト(引っ張り強力)の話から。アベレイジサイズ45センチ前後として重量1キロちょっととします。3倍の4キロのポンドテストは8ポンド換算2号です。アベレイジサイズしか釣らないとなると理論値で2号あればこと足りるとなります。いや60オーバーは狙いたいよとなれば、2キロちょっととして3倍は7キロとなって14ポンド換算3.5号となります。夢の70センチクラスで4kgとして同様に24ポンド換算6号となります。これらはあくまでも理論値です。ここまでの強度があればまず切られることはないでしょうとなりますが、実際釣りする場合だとラインの水の抵抗とかルアーアクションへの干渉度とかを軽減することや仕掛け全体のバランスを取ることのために、自分の技量やロッドの性能を考慮してその号数(太さ)を細くしていきます。支笏湖でメーター級狙っているトローラーで5号にド派手のビックミノー引っ張っているのを聞いたことがあるので、それぐらいの腕のひとであれば4号でなんとか行けるんではないでしょうかね。釣師朗は2.7号か3号が常用です。最初関東の湖によく使う1.5号とか2号で琵琶湖でやってみたらプツと切れることが少なくないので、徐々にサイズアップしていってそこで落ち着いた感じです。ただし70オーバーはまだ体験していないので保証の限りではありませんが、実際70オーバー釣ったトローラーの話だと12ポンド3号だったそうです。また芦ノ湖ですが80センチのブラウントラウトを釣ったトローラーは2号を使っていました。しかし二人ともプロ級なのでいきなり真似しないでください。ラインはポンドテストだけで性能が決まるわけではなくて、太さに関係ない素材としての強度とか900メートル当たりの重さであるデニールとか小難しい話がありますが、肝心なことは同じ3号のラインでも安いラインは真円でないとか太さが均一でないことがあって、それは強度が均一ではなくカタログ通りの強度の性能が出ないことがあることです。つまり細いところに当たるとカタログ値以下で切れることがあるてことです。またフロロラインをいくつか使ってみると分かりますが、やたら張りがある硬いラインとかクセが付きやすいラインとかなんかしっくりこないラインがあることに気が付くと思いますが、そういうラインは使わない方が無難でしょう。 |