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原則そうなります。しかし100%であるとは限りません。モニターに現れる反応が、ビワマスであるとか、ウグイであるとか、バイトする活性の高い魚であるとか、そうでない魚であるとか、ゴミであるとか、稚鮎であるとか、ゴーストであるとかは、魚群探知機は一切教えてくれません。通常はビワマスだと思える反応のあった水深と同じか気持ち上をタナとします。これでビワマスがヒットすれば何ら問題がないのですが、ヒットしない場合があります。そのタナのビワマスは活性が低いビワマスのタナかもしれません。魚群探知機で12メートルによく反応があったので80ヤードで曳いていたが全くヒットせず、沖に上がって釣友にどうだったと訊いたら、20メートルで入れ食いだったじゃんとか言われたことあります。たしかに20メートルにもぱらぱら反応がありました。しかしよりたくさん強く出ている12メートルにタナを絞ったのですが、見事に裏目に出たわけです。12メートルのビワマスはやる気なしのビワマスで、バイトしてくるやる気満々のビワマスのタナは20メートルだったわけです。食住接近ではなくて食住分離の生活環境にいるビワマス。くつろいでいるリビングと食事するダイニングが離れている環境です。水温躍層が形成されているシーズンではマス類はその直下にいることが多いです。そのため魚群探知機のへの字は水温躍層の下側に現れます。そこでこの水深を曳くのですが一向に釣れない現象があります。その場合は水温躍層の中にタナを上げて曳きます。ビワマスは水温躍層の直下で定位しているが、水温躍層内のベイトを狙っておりタイミングを見計らって水温躍層の中に飛び込んで捕食し、また直下に戻っていく喰餌行動を繰り返していると想像します。水温躍層に飛び込めるのは、やる気があるビワマス、体力がある健康なビワマス、遊泳力が高い大型ビワマスと期待します。飛び込んで行かないビワマスはお昼寝中のビワマスだと思っています。銀山湖で水中に大きな置石のようなストラクチャーを魚群探知機で発見して、夕マズメに通ってみるとその周りにへの字がたくさん現れたことから、ここは岩魚の巣だ!と期待一杯で、何方向からも引き倒して遂にヒット、岩魚獲ったぁ!と思ったらウグイでした。その後もウグイしか揚がりませんでした。ゴロタ場を曳いていたらへの字がぽつぽつ出るので、このエリアを何往復してやっとヒットしたら菱形の魚がスレで上がってきました。巨ベラでした。琵琶湖のはるか沖水深75メートルを曳いていましたところ、魚群探知機に巨大な塊が映りました。ヨコエビか?であればビワマスが付いているかもて突入したら、がっつりレッドコアラインが根掛かりしてルアーが外れません。こんなど真ん中で引っかかる物なんてあるわけないのですが、結局ラインブレイクして脱出しました。あれはヨコエビではなくて廃棄したか流出した刺網が水中を漂っていたのではないかと思っています。これらで何が言いたいかと言いますと、魚群探知機に映った反応を鵜呑みにするなてことです。鵜呑みにするとビワマスではない別の物を追っかけましていたり、忍法見せダナの術にはまってボウズ地獄に陥ることがあります。 |