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釣り場で使用する前にいくつかの下ごしらえをします。レッドコアラインはメーカーによってラインの太さが違います。また色落ちしやすいメーカーや色の境目が曖昧あるいは同系色なメーカー、10ヤード毎に正確に色分けされていないメーカーがあります。いやメーカーなのかロットの違いなのかは分かりませんが、簡単にいうとハズレがあります。ほとんどすべてのレッドコアラインがアメリカンなので、作りがいい加減なのでしょうか。レッドコアラインの太さが異なるため少なくとも自分のリールに巻けるかのキャパシティを事前に確認します。一番確かなのは自分と同じリール使っている人に、どこのメーカーのレッドコアラインを使っているかを訊くことです。たとえばABU9000だとメイソンやコートランドは13色巻けますが、グデブロだと10色しか巻けないです。しつこいですが実際に使っている人の話に限ります。巻き切れなかった人の話ばかりではなく、メーカーによっては水に濡らすと膨らんで巻きとれなくなるなんてウソみたいな話も聞いています。新品のレッドコアラインをリールに巻くときには、白色の油性マジックとペンとメモ用紙を用意します。10メートル以上直線で安全な道路か通路か廊下に、正確に10メートルを測り地面、床に起点終点をマーキングしておきます。レッドコアラインをリールに1色毎にテンション掛けて巻いていきますが、正確にその地面のマーキングに合わせて10メートルを測り、白マジックでレッドコアラインに印を付けます。同時にメモ用紙の一番下に今巻いたレッドコアラインのカラーを書き留めます。これをリールに巻き終わるところまで毎色繰り返しますと、きっちり10メートルごとに白色で印付らされたレッドコアラインが巻かれているリールと、第1色から最後色までの色の順番が上から記されたメモが手元にあることになります。メモをもとにカラーチャートを別に作成してパウチッコにしてポケットに入れておくか、防水のシールにしてロッドに貼っておけば、釣場でいちいち色数を数えることもありませんし、今何色出していたっけで迷うこともなくなります。2セット目以降も同じメーカーのレッドコアラインを使うべきです。使うタックル毎に色順番が異なると、船上で不要な混乱をすることになります。リールに巻き終えたレッドコアラインの先端10センチぐらいの鉛芯を抜きます。これにNTスイベル#10を結びます。プライヤーできつく締め上げて結び目を極力小さくします。結び目の中に鉛線が噛んではいけません。邪道かもしれませんが結び目に瞬間接着剤をたらしておきます。NTスイベルにリーダーを結んでリールに巻きとります。最後にローリングスイベルを結びますが、ここにはノウハウがあります。リールのレベルワインダーのゲートを通らず且つロッドのトップガイドを通るサイズのスイベルを使用します。釣具屋に行って何種類かのスイベルを買い付けて試行錯誤してください。新品のレッドコアラインは初めて湖中に沈めるその時まで濡らしてはいけません。視認性の高い派手な色を見ていると色落ちするとかで流水に当てたりバケツに漬けたくなる人がいますがダメです。もしそれをすると全部色が溶け出してダンダラ模様のレッドコアラインになってしまいます。色抜きは釣場で行いますが、全色出し切って半日引っ張ってください。これで色移りしない正確に色出しできるレッドコアラインが完成します。 |