ビワマス釣り 100+の疑問

FAQ 27



[Q]


 同じタナを曳く場合、ダウンリガーとレッドコアラインでの違いはあるのか?



[A]


大きな違いはボートから仕掛けをどれだけ離せるかです。ダウンリガーの場合はリリーサーから5メートルから10メートル仕掛けを伸ばしていますが、逆にいうとこれしかうるさいエンジンから水平にルアーを引き離せられないです。一方レッドコアラインは100ヤードから140ヤードくらいまでルアーを引き離せます。さて28メートルのタナを曳く場合、ダウンリガーであればタナに直撃できる上に、うるさいエンジンから30メートル以上も引き離されています。レッドコアラインですと140ヤード出してデットスローとなりますが、ホントに28メートルのタナを維持しているかちと疑問です。15メートルのタナだと、もしかしたらダウンリガーでは近くてうるさいかもしれませんが、レッドコアラインであれば100ヤード離して静寂に曳けます。4メートルのタナだとダウンリガーではうるさすぎてもう無理でしょう。レッドコアラインであれば20ヤードですが、もう近すぎるかもしれません。そこでレッドコアラインの場合ですと、改造テクニックが用意されています。ビシマラインです。鉛線10ヤードごとにPEライン10ヤードを挟んで結束していきます。これによって2倍の長さが稼げます。そんな面倒なことするくらいなら、リリーサーから30メートルとか伸ばせばいいじゃないかとなりますが、コントロールしにくいのとルアーが浮きやすくなります。またビシマラインにはそれ専用のリールが必要となりますので、費用もそうですが手間も面倒です。昔はそれで我慢していたのですが、琵琶湖スタンダードは進化するもので、現在プレナーボードと呼ばれるヒコーキみたいな漁具を水面上で曳き、仕掛けをボートから横方向に引き離しています。このように曳くタナ(水深)でダウンリガー、レッドコアライン、プレナーボードを使い分けています。ただしプレナーボードはもう上級者とかガイドが使用している道具ですので、初心者は別に無くても気にすることないです。