ビワマス釣り 100+の疑問

FAQ 11



[Q]


 救命胴衣(ライフジャケット)は必要か?



[A]


必要です。ただし勘違いしてもらいたくないのは、仮に転覆しても救命胴衣を着ているから多少無理しても大丈夫とか思わないことです。救命胴衣の浮力は弱く止水ですら首まで浸かります。ボートが転覆するぐらいの荒波の場合、体は揉み下されて水面下に絶えず押し沈められます。つまり溺死します。元ヤマハボート社員の知り合いが、「結局同じですから」と教えてくれましたから、ウソじゃないでしょう。また水温10℃とか低温だと数時間で低体温で死にます。じゃなんで救命胴衣がいるんだ?て訊かれれば、それは遺体が家族の元へ帰れるためです。また死体が発見されないと失踪扱いになって、生命保険が遺族に直ちに支払われない場合があります。これは不幸ですね。また伝説ですが、死体は冷たい湖流に乗って腐らず、戦国時代の落ち武者と一緒に永久に琵琶湖をさまようて話もあります。落ち武者とご一緒したくなければ、救命胴衣を絶対に着用しましょう。救命胴衣のタイプは昔ながらの浮力材が入った固型式と、日ごろたたまれて収納されガスの力で膨らむ膨張式がある。膨張式は着用がスリムで保管の場所を取らない利点があるが、何年も使いぱなしにしていたある時いざその時にしっかりと膨張するのか、何となく個人的には不安なので湖に関しては今でも固型式を使用しています。万が一ガスによる自動膨張が不十分の場合は、横のパイプから息を吹き込んで膨らませるから大丈夫というが、冷たい湖にとぽんと落水したときショックで気を失った場合自動膨張が十分でなかったら、やっぱ溺死するのかなと懸念するからです。




落水したときの水温        生存可能といわれている時間
5℃ 〜 10℃   1時間から3時間の生存可能
10℃ 〜 15℃   1時間から6時間の生存可能
15℃ 〜 20℃   2時間から40時間の生存可能