Method 5 ドジャー爆雷
ドジャーを完全に湖底に着底させてか、らエンジン始動微速前進ヨーソローの特殊な釣り方である。
レイクトローリングで魚探を掛けながら流していると、２０メートルよりも深いところ、時には30メートル超の大深度に大きなへの字の反応が出る場合がある。
これをどんなことしても釣りたい、この深海の巨大魚の正体は何なのか? この謎に挑むハンター的なトローラーが使う秘伝の釣法である。
２０メートル以上の大深度の湖底に確実に達成するには、使用するドジャーは0サイズ8インチドジャー、通称「慶弔大判」である。 これぐらいの重量がないと手返しが悪くやってられないし、先ず確実に底起ちができないからである。
レッドコアーラインは使わない。 なぜならばラインの自重でルアーを沈めるわけではなく、ドジャーの自重でルアーを沈めるからである。
ドジャーをフリーホールしてPEラインがリールから出なくなったら、おもむろにこうつぶやく。
（ 機関始動、微速前進、ドジャー浮上！ ）
釣りする時間は、ドジャーが湖底から水面に浮上するまでの短時間だけである。 草履のようなドジャーがガバァッと水面に浮上したら終わり。 ドジャーを回収してフリーホールをまた繰り返す。 決してドジャーをそのまま曳こうなんて考えないことだ。
この効率の悪く根気のいる釣法は、魚探に感があった場合、最初に「ここで10回落とす」とか数を決めてやらないと精神的にもたないだろう。
芦ノ湖で成功した根性の人の話だと、その正体は大物ブラウンだったそうだ。
((この釣法は水深３０メートル程度までが有効深度であり関東の通常の湖では実績があるが、大深度のビマワスには実釣性が確認されていない。))