ビワマス釣り 100+の疑問

FAQ 78


[Q]


 水は澄んでいる時と濁っている時はどちらが釣れるのか?



[A]


水が澄み過ぎて釣れないてことよりも、水の濁りが強くて釣りづらいてことの方が多いと思います。個人的な経験ですが、適度な濁りが入っているレベルから、澄んでいるレベルまでが釣れると感じています。やはり光が使えるからやりやすいのかもしれません。飲めるくらい澄んでいる場合は、素曳きのツノをよく使います。反射すればいいてもんではないと思いますので、水の中がまぶしいくらい澄んでいる場合は半透明、ゴーストを意識したローテーションをしています。30年くらいの中禅寺湖はコッフェルですくってそのまま飲めるくらい湖水は澄んでいました。あるワンドのボートの上から得意の赤いルアーを30メートルくらいキャストしてリーリングしたら、もう向こうから赤いチョロQがちょろちょろやってくるのがはっきりくっきり見えて、これは絶対に釣れないなと思ったらやっぱり何もかすりもしませんでした。その後違うワンドで湖底になにか狼煙のような筋が立っているのを見つけて、どうやら仕掛けが沈んでいる様子なので引き上げてみたら、トローリング仕掛けの先にリアルな濃緑カラーのハンドメイドミノーと50センチぐらいの茶鱒が付いていました。その後しばらく中禅寺湖に行っていた際に何人かのトローラーやヒメトロ師がこっそりここだけだぞとか言われて教えてもらったのですが、またさまざまあって10人トロ屋がいたら10通りやり方があるて最初思いました。ツノしか釣れないとか、25ミリ以上のスプーンでは釣れないとか、ドバミミズの体表の輝きとか、黒蝶などの黒い輝きとか、ツノのミルク漬けとか・・・で聞いていて何となく思ったのが、派手ではない、目立たない、ナチュラル、小さい、微妙な輝きとかでした。あとこの当時の中禅寺湖ではドジャーは邪道、使わないのが作法みたいになっていました。水が澄んでいる場合はこんな感じですが、水が強く濁っている場合は・・・濁っていないポイントへ退避します。琵琶湖は広大なので全水域が強く濁っているとは考えにくいので、まずは濁りの弱いポイントを探してみます。不幸にしてどこ行っても変わらないやとか、もう探索している時間がないとかになって、初めてその濁りのあるポイントでチャレンジしてみます。その場合は反射力の強い仕掛けや水を掻き回す仕掛けを意識します。貝スプーンですとアワビが濁りに強い気がします。